食品工場、化成工場など衛星管理に厳しい工場では、綺麗・清浄を維持するため、日々の清掃・メンテナンスに膨大な時間とコストが必要です。
そんな課題を軽減・解決する方法のひとつが、「防汚塗装」による改修工事です。
工場の内壁や外壁に、汚れにくい性質を持つ「防汚塗料」を塗装することで、表面が汚れにくく、また汚れがついても落としやすくなるため、メンテナンスの手間を軽減します。
今回は、工場における内壁や外壁の防汚塗装について、種類とメリットをご紹介します。
目次
防汚塗装の種類
工場の内壁・外壁において、防汚塗装が可能な塗料は大きく2種類あります。
①親水性塗料
▼新水性塗料の防汚メカニズム
塗膜の表面に親水性(水と馴染みやすい性質)を持たせ、汚れを落としやすくしたのが親水性塗料です。
塗膜に汚れが付着しても、水をかけると、汚れと塗膜との間に水が入り込み、汚れを洗い落とすことができます。
内壁においては、さっと水拭きしたり、ホースで水を流したりすることで汚れを簡単に落とすことが可能になります。
屋根・外壁では、降雨時に屋根・外壁等の汚れを洗浄するセルフクリーニング効果を発揮します。
②光触媒塗料
塗料中に酸化チタンという物質を含有することで、汚染物質を分解する性質を持つ塗料です。
原理としては、紫外線よって酸化チタンが活性酸素を発生させます。
この活性酸素が強力な反応活性を持っているため、塗膜表面に付着した汚染物質と反応し汚染物質を分解、塗膜に汚染物資が蓄積するのを防ぐというものです。
また、光触媒塗膜表面は親水性を持つため、先述の親水性塗料としての側面も持ちます。
難点としては、屋外など紫外線のある環境でないと防汚機能が十分に発揮できないことが挙げられます。そのため、外壁向きの塗料となります。
防汚塗装のメリット
メリット① 清掃・メンテナンスの手間を大幅に削減
防汚塗装の最も大きなメリットは、清掃・メンテナンスの手間が大幅に削減される点です。
表面に汚れが付着しづらく、また付着したとしてもその付着力は弱くなるため、簡単に汚れを落とすことが可能となります。
また、アルカリ洗浄剤や塩素系洗浄剤等の薬剤を使用している場合は、その中和・分解処理費用の削減も見込めます。
工場の内壁、外壁ともなると、大面積でかつ高所の洗浄作業も含まれるため、洗浄メンテナンスの手間削減は大きなメリットと言えるでしょう。
メリット② 衛生状態の向上
工場の汚れの原因となるのは、原料の油脂成分などによる油汚れ、カビ、ほこり(繊維・土・食べカス・皮脂)など様々です。
中でもカビは、製造製品に発生した場合、消費者の信頼を失うこととなり、事故対応のための製造の停止や遅延の原因となります。
また、カビはアレルゲンともなり得るため、カビが多く不衛生な職場環境は従業員の健康を脅かす場合もあります。
防汚塗装は、カビおよびカビの繁殖原因となる汚染物質が付着しにくく、また清掃も容易になることから衛生レベルは向上し、これらのリスクを軽減することができます。
メリット③ イメージ向上・雇用の促進
当然ながら、汚い工場よりきれいな工場の方が職場環境としては魅力的で、従業員のモチベーション向上に繋がります。
また、景観の美しい工場はそれだけで好感度が高く、企業のイメージ向上、雇用の促進に寄与します。
最後に
工場の内壁・外壁の清掃・メンテナンスをラクにするために、防汚塗装を選びませんか?
アステックペイントでは、工場の内壁・外壁、屋根に施工可能な、親水性防汚塗料「超低汚染リファイン」での防汚塗装を承っております。
本塗料は業界トップクラスの防汚機能を持ち、工場の内壁・外壁をはじめとする多くの建築塗装にご採用いただいています。
工場の防汚、もしくは暑さ・雨漏り・その他改修にお困りのご担当者様は、下部のフォームよりお気軽にご相談くださいませ。
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