この記事は「後編」です。
「前編」の屋根改修による暑さ対策①~④もぜひご覧ください!

夏場、屋内温度の上がりやすい工場・倉庫において、切っても切り離せないのが暑さ・熱中症対策。
今回は、屋内の改修、衣類導入による、暑さ対策方法を6つご紹介します。

<関連記事>

「屋内設備」による3つの暑さ対策

屋内への設備導入による暑さ対策は、大がかりな工事が不要なため設置に時間がかからず、コストも比較的安く済むのがメリットです。

暑さ対策⑤ スポットクーラー

画像出典:amazon

工場内を局所的にクールダウンできる冷房機器です。壁や天井に固定しないエアコンのようなものと考えると分かりやすいでしょう。
広い工場内で作業スポットが限られている加工ラインなどで効果を発揮します。
風の吹き出し口の方向を自由に調整できるもの、軽量で移動に特化したものなど様々な種類が販売されており、レンタル業者も多いため活用すると良いでしょう。

その性質上、室内機機能と室外機機能が一体となっているため、室外機だけを屋外に置くことができません。そのため、屋外に廃熱したい場合は廃熱ダクトを外にわたす必要があり、設置場所は導入前に検討しておく必要があります。

メリット・スポット的に空間を冷やすことができる
・機種によっては移動も容易
デメリット・廃熱があるため、設置場所の検討が必要

暑さ対策⑥ 大型扇風機/シーリングファン

画像出典:amazon

業務用の大風量の大型扇風機(工場扇)を設置する方法です。
風量は製品により異なりますが、数十m先まで送風できるパワフルさがあり、風により汗を蒸発させて体温を下げるだけでなく、空調の冷気を循環させることで空調効率を高めることができます。
通常の空調やスポットクーラーより導入費用や電気代が安く済むため、コスト面は大きな魅力でしょう。

デメリットとしては風量が大きいため、ホコリが舞いやすいことが挙げられます。衛生的に厳しい製品を取り扱う場合は他の対策を講じる必要があります。

シーリングファンは、天井に設置するタイプの扇風機です。床置き型の大型扇風機のように設置場所に悩む必要が無いのがメリットですが、設置工事が必要です。

メリット・スポットクーラーより安価で導入可能
デメリット・ホコリが舞うため、取扱製品によっては不向き

暑さ対策⑦ 間仕切りカーテン


画像出典:amazon

工場・倉庫内をビニールカーテンで間仕切りすることにより、空間内に空調の冷気をとどめ、空調効率を高めます。低コストで導入が可能なのが魅力で、先述のスポットクーラーとも相性が良い方法です。
のれん式、スライダー式等の種類があります。荷物を持ったままなど両手がふさがった状態で出入りすることが多い場合はのれん式、フォークリフトが通過するなど開けっ放しにする必要もあるときにはスライダー式を選ぶと良いでしょう。

また、乾燥炉など、工場内に大量の熱を放出する設備がある場合に効果的なのがアルミ箔を貼付した遮熱カーテンです。こちらは設備からの熱が工場全体に蔓延するのを防ぐことができます。

メリット・空調効率を高められる
・低コストで導入可能
デメリット・単体では温度が下がらないため、他の暑さ対策と併用する必要がある

「衣類」による3つの暑さ対策

近年、全国的に気温上昇にともない、現場での暑さ・熱中症対策に特化した衣類が続々と登場しています。
暑い時期は半袖を着たり、薄着したりすることによって涼しさを得ようと考えがちですが、着ることによっていっそう涼しくなる衣類をご紹介します。

暑さ対策⑧ ファン付き作業着

ファン付き作業服は、バッテリーで可動する小型ファンを取り付けた作業着です。ファンを稼働させると、外気を服の中に取り入れ送風することで汗を蒸発させ、その気化熱で体表を冷やします。
人間の体は汗をかいても、その汗が空気に触れて蒸発しなければ体を冷やすことはできません。送風ファンにより、常に風を送り続けることで、汗を瞬時に蒸発させ快適さを保つことができるという仕組みです。

販売価格は5,000円~25,000円程度と、作業着としては高めですが、1か月の電気代は50円程度で、コスパが良いのも魅力です。
バッテリーの可動時間・充電時間は製品によりますが、可動時間はおよそ4時間~半日以上、3~8時間程度でフル充電できるものが多いです。

注意点としては、小型ファンが付いているという性質上、水に塗れるような作業場では故障の原因となります。また、外気から空気を取り込む性質上、ホコリや粉塵の多い作業場では、作業着の中を汚してしまう可能性があります。また、外気温が高いと温風を取り入れるため、直接的な涼しさは得にくくなります。

最近はファン付きズボンやファン付きヘルメットなどの製品も登場しています。

メリット・設備導入と比較して高いコストパフォーマンス
デメリット・バッテリーを可動するため、現場によっては使用できないケースもある

暑さ対策⑨ アイスベスト


画像出典:amazon

アイスベストは、保冷剤を入れられるポケットの付いたベストです。
保冷剤を入れる位置は両脇や背中などで、静脈血を効果的に冷やすことができるため、体表・体内両方から効果的に体を冷やすことができます。

汗を蒸発させることで冷感を得るファン付き作業着と異なり、アイスベストはそれ自体が冷たいため、外気温が体温と同じくらいの猛暑下でも十分に体を冷やしてくれる点はファン付き作業着より優れています。

デメリットとしては、保冷剤を収納するため厚みがある点、そして、持続時間が短く、1日作業となるとスペアが必ず必要な点です。製品や外気温にもよりますが、保冷剤は、2時間~5時間程度の持続時間であるため、作業時間によってスペアを準備する必要があります。

メリット・太い静脈が通る脇の下を冷やせるため、血流により全身の冷却効果が見込める
・バッテリーを使用しない
デメリット・製品や外気温によっては持続時間が短くなる(2~5時間程度)
・保冷材の厚みに違和感を感じる場合がある

暑さ対策⑩ クールインナー(夏用コンプレッションインナー)


画像出典:amazon

肌着として着用できる、接触冷感や吸汗速乾機能を持つインナーです。汗を気化することで体温や湿度を調節する機能があり、汗のべたつきや蒸れによる不快感が軽減できることも魅力です。
肌に圧をかけることで、体の動きをサポートするため運動機能向上や関節の負担軽減、むくみの防止などにも効果があります。

製品の特性上、体にフィットしたサイズで無ければ効果を得ることができません。窮屈で圧がかかりすぎたり、ぶかぶかで吸汗できなかったりすると効果が薄れるため、サイズをしっかり確認しましょう。

メリット・暑さ対策以外にも、体の動きをサポートする様々な効果
・1,000~2,000円台程度から購入可能
デメリット・肌に密着するため、肌質によってはかゆみなどの炎症を起こす場合がある。
・化学繊維のため、静電気が起きやすい。

最後に

暑さ・熱中症対策においては、ただ冷房を稼働するだけではなく、設備導入や衣類との組合せにより効果的な暑さ対策が可能です。

また、工場・倉庫においては屋根からの熱の侵入量が非常に大きいため、建物内部全体の温度上昇を押さえるのであれば屋根改修の検討もおすすめです。

アステックペイントでは、屋根からの熱の侵入を抑えるのに効果的な各種遮熱塗装をお取り扱いしております。通常の遮熱塗装の他、雨漏りを同時に解決する塗装、遮熱性が長期に持続する塗装等もご準備しておりますので、下記フォームよりぜひともお問い合わせください。

■遮熱塗装に関する無料ダウンロード資料もぜひご覧ください


工場倉庫「遮熱工法」比較資料(1シート)
工場・倉庫の暑さ・熱中症対策としてよく選定される6種類の屋根遮熱工法をご紹介

>詳しい内容はこちら


遮熱性・遮熱保持性データ資料(全12P)
屋根用防汚遮熱塗料「超低汚染リファイン」の遮熱効果を実際の事例をもとにご紹介

>詳しい内容はこちら


■お問い合わせはこちら

フォームが表示されるまでしばらくお待ち下さい。